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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2014年01月21日

1/18 山下さんとの懇談会

こんにちは、のがです。
先日、山下さんとお茶しながら3時間もお話させていただきました。

メンバー
ろまんさん、いぶさん、司、しまだ、さくら、のが、ちりょ、くぼ

山下さんは、フランスのパリ郊外で日本野菜を栽培している農家さんです。
その野菜はフランス料理界を代表するシェフたちから野菜本来の味を凌駕すると認められて、市場の5倍の値段がつくとか。
TVや新聞にもたびたび登場する方ですが、忙しい合間を縫って私たちにお時間とっていただきました。

お話した内容は山ほどあるのですが、私の印象に残ったのは“こだわり”と“役割”のお話です。

こだわりは今は良い意味で使われることが多い言葉ですが、もともとの意味は些細なことにとらわれることをいうそうです。
山下さんが野菜と向き合うとき、こだわりのない心をもつことが大事だとおしえてくれました。
いま巷では○○農法という言葉がたくさんあります。
そういったこだわりをもつことは、そこにもたれかかって安心し、そこから進歩する力を失った状態といえます。
結果をよく見て、結果から自分がなにをすべきか考える。そういった姿勢が成功の鍵なんだそうです。


きれいなたまねぎ。地味ですが私の好きな野菜です。

また最後に、いまの日本の農業では、個々の農家は自分が狙った役割をしているのか?という話をしました。
山下さんが狙っている役割とは、頂点の相手に頂点の生産物を提供することで、生産量は少ないけれど、山下さんの役割自体は果たされているそうです。
多くの人のおなかを満たす役割を狙うなら、質は下がってもよりたくさん生産する。頂点と大衆の間を狙うなら、質も生産量もある程度以上のものをつくる。どれも重要な農業の役割ですし、その役割によって個々の農家が違うことができます。
農業ではなくて違う分野であろうと、自分の役割を考えることで自分のすべきことがよく見えてくるそうです。


フランスの山下農園

3時間お話してても飽きることなく、山下さんと別れた後もそのお話についてまたメンバーで話したり、というような充実した会になったと思います!  

Posted by のうりんむら at 11:42Comments(0)イベントその他のイベント